貸しコンテナを行っているところをよく見かけるようになりました。
コンテナといえば貨物輸送のために使用されるものです。駅のホームでコンテナを積んだ列車が通り過ぎるのを見たことがある人も多いことでしょう。さまざまな荷物を全国各地に運ぶ重要な役割を果たしているものです。わたしたちの生活にはなくてはならない存在、しかし直接接する機会はほとんどない、それがコンテナです。
しかし、最近ではコンテナに違った役割が付け加えられるようになっています。
コンテナを荷物置き場として利用するという役割です。
もともと荷物の輸送に使われているコンテナ。それだけに収納に非常に優れた機能を持っています。限られたスペース内で最大限荷物を収納できるというその機能を利用し、荷物を保管する場所として活躍するようになっているのです。
その代表的なものが貸しコンテナです。
ここの数年の間に貸しコンテナが急増しており、街中に貸しコンテナがずらりと並んでいる姿を見かけることが多くなりました。
住宅事情の苦しい都会などでは住居内に収納できる荷物にどうしても限界が生じてしまうものです。すぐに必要というわけではない。でも捨てるわけにはいかない。そんな荷物を貸しコンテナの中に収容することで住宅問題を解決することができるのです。
また、企業が借りて資材などを保管するというケースも多く、幅広く利用されています。
コンテナは防水性、防火性に優れており、また防犯対策にも適しているため、荷物の保管場所として最適なものといえます。
貸しコンテナはだいたい１ヵ月単位で貸し出ししています。感覚としては荷物置き専用のアパートの部屋を借りようなものと考えていいでしょう。サイズも１.５畳～８畳くらいまで、ニーズにあわせて幅広く用意されているのが一般的です。
価格は地域やサイズによって異なってきます。たいてい小さいサイズでは１万円前後、大きなサイズになると３万円くらいが相場のようです。
現在、全国規模で貸しコンテナを設置している場所が増えており、手軽に利用できるようになっています。取り扱っている業者も増えてきており、ビジネスとしても発展している状況です。
アパートをかりるよりも安く済み、コインロッカーよりもたくさん収納できる。貸しコンテナの役割は非常に大きなものがあります。近所にあれば出し入れも非常に楽です。荷物が溢れかえって悩んでいる人、収納がなかなかうまくいかない人などは利用してみるといいのではないでしょうか。
